私はチャチャ、赤ずきんの可愛い魔法使い。
 実はさっき、すごいものを見ちゃったの。
 あれは、セラヴィー先生に聞きたいことがあって先生の部屋に言った時のこと。
 中から声が聞こえてきたからいつもみたいにエリザベスと話してるのかな、って思ったの。
 だから何も考えずにドアに近づいたら、なんだか声の感じが違うように思えて、少し開いていたドアから覗いてみたの。
 そうしたら、なんと!
 セラヴィー先生とどろしーちゃんがベッドの上にいたのよ!
 それも、裸で!
 なんだか、セラヴィー先生がどろしーちゃんの上に乗っかって動いているみたい。
「あ、あ、ああんっ」
 どろしーちゃんが、なんだか苦しそうに呻いているの。
 でも、なんだかゾクゾクしてくるのはなぜかしら?
「どろしーちゃん、気持ちいいですか?」
「あんっ、い、いいっ・・・」
 え〜、気持ちよくてあんな声が出るの?
 苦しいんじゃないの?
 そう思っていると、セラヴィー先生がもっと激しく動き始めたの。
「ああんっ! あ、あ、んっ」
 どろしーちゃんはさっきより苦しそうに見えるけど、なんだか目は嬉しそう。
「もっと気持ちよくしてあげますよ。さあ!」
 ああっ、先生の動きが速くなった。
 それに、よく見てみると、二人がなにをしているのかが見えたわ。
 先生のお○ん○んが、どろしーちゃんの中に出入りしているの。
 でも、なんでどろしーちゃんにあんな穴があるんだろう?
 あれ、なんか私、ヘンかも。
 なんだか、体が熱くなってきた。
 アソコが、むずむずする。
 なんでぇ?
「あ、あ――っ! セラ、もう・・・」
 ええっ!?
 どろしーちゃんが、あのどろしーちゃんが、セラヴィー先生に抱きついたぁ!?
 ・・・・・・
 あまりのショックにちょっと凍ってしまった。
 ああっ! 二人がキスしてる!
 えっち〜!
 抱き合いながら、二人は衝撃の台詞を言った。
「愛しています、どろしーちゃん」
「セラヴィー、私も――っ!!」
 ええええ〜〜っ!?
 頭が真っ白になった私を他所に、二人は強く抱き合いながら、痙攣し、動かなくなった。
 少しすると、セラヴィー先生のお○ん○んで塞がれたままのどろしーちゃんの穴から、なんだか白い液体が溢れてきた。
 呆然としたまま、私はその場を離れた。

『愛しています、どろしーちゃん』
『セラヴィー、私も――っ!!』
 二人の声が、私の中で響き続けた。
 あれって、『愛し合う』ってことなんだわ。
 私も、大人になったらああいうことをするのかしら?
 そして、『愛してる』なんて言い合うのかしら。
 相手はもちろん、・・・・・・リーヤ。
 ちょっと、想像してみる。
 リーヤと二人、裸で抱き合うの。
 リーヤのお○ん○んが私の中に入って、一つになるの。
 きっと、とっても気持ちいいんだわ(だって、どろしーちゃんとても気持ちよさそうだったもの)
 そして、リーヤは言ってくれるのよ。
『チャチャ、愛しているのだ』
『リーヤ、私も・・・』
 きゃ〜っ、私ったら恥ずかしい〜。
 そんな時、恥ずかしながらも幸せだった私の心の平穏を踏みにじる声が聞こえたわ。
「リーヤく〜ん」
「きゃ〜、まりんこわいのだ〜!」
 泣きながら逃げるリーヤを追いかけるまりん。
 ちょっと目を離した隙に、いつの間に!
「ちょっと、まりん!」
 まりんからリーヤを守るため、私は立ち塞がった。
「チャチャ!」
 嬉しそうなリーヤの声が背中から聞こえる。
 大丈夫よ、リーヤ。私が来たからには、あなたは守ってみせるわ!
 そういう(いつもの)決意とともに、私はまりんと対峙した。
「どきなさいよ、私はリーヤくんに用があるのよ!」
「リーヤは用なんてないわ!」
「そんなことないわ! あんたが邪魔してるのよ!」
「なに言ってるのよ! リーヤはあんたなんか嫌いよ!」
「なんですって〜!」
「なによ!


 いつも通り喧嘩をしながら、でも今日は頭の隅が冷めてて、ぼんやりと考えていた(多分、さっきのアレのせいね)。
 今の状態を一触即発、というらしい、と前にポピーくんが言ってたわね。
 そんなことを思い出しながら、いつものこの状況をなんとかできないものかと思った。
 まりんを黙らすこと、それは、リーヤが私だけのリーヤになることだわ。
 でも、今でも私とリーヤは好き合ってるのに、まりんは認めようとしない。
 やっぱり、愛し合わないとダメなのかしら?
 『愛し合う』・・・・・・ボッ
 さっきの先生とどろしーちゃんを思い出しちゃった。
「あんた、なに赤くなってるのよ?」
 まりんに不思議がられちゃった。
「あれ、リーヤくんは?」
 まりんがきょろきょろした。
 あ、リーヤが狼になってる。これでまりんに迫られることはないわね、よかった。
「リーヤならあっちに行きましたよ」
 しいねちゃん、ナイス!
「リーヤく〜ん」
 騙されたまりんは、しいねちゃんが指した方向へ駆けて行った。
 やったわ、これでまりんは撃退した。私とリーヤを邪魔する者はいないわ!
「チャチャ〜!」
「リーヤ!」
 リーヤが泣きながら飛びついてくるのを、私はいつも通り受け止めてあげた。
 こんなに泣くほど怖かったのね、まりんが。
 リーヤを抱き締めて、私は決意したわ!
 リーヤ。
 私のリーヤ。
 愛し合いましょう。そして、もうまりんなんか太刀打ちできないって思い知らせてやるのよ!
 って、あれ?
「ポピーくん、どうかしたの? なんだか、ちょっと泣いてるみたいよ?」
 それに、顔が真っ青だわ。どうしたの?
「な、なんでもない! ・・・・・・あの人があいつと・・・」
 最後の方は聞き取れなかったけど、なんだか落ち込んでるみたい。
 そっとしておいた方がいいのかしら?